2007/09/29

ふえふえ月間

今月はなんと900,000以上もふえふえ♪しました!(´ ▽`)わーい!
また、今年の投資収益合計が260万円に達しました。実はこれは自分にとって意味深い数字。
というのも、今年のお正月に「今年は20%増やそう!」と決心したんだけど、その時の資産が1300万くらいだったので目標が260万円だったのだ。


思えば、世界的には上海ショックとかサブプライムショック。
個人的にはペッパー事件でマイナス70万( ゚Д゚)・:、ゴルァとか、建設銀行売った瞬間に株価2倍で涙目(´Д⊂、中国人寿の押し目待ってたら押し目無しで株価4倍・・・・・ウッキー!!ヽ(`д´;)/などなど・・・

いろいろあったけど、達成できたのは嬉しい(´ー`)。


まー残り3ヶ月で大損する可能性も多分にあるわけだが・・・('A`)


ところで今月最も気になったのがこのニュース


巨額の外貨準備を運用=28日に会社設立-中国

19日付の中国経済紙・第一財経日報は、中国の巨額の外貨準備を海外で本格運用する国有投資会社「中国投資有限公司」が今月28日に設立されると伝えた。トップの董事長には、前財政次官の楼継偉国務院副秘書長が就任するという。
 中国は今年6月末で1兆3000億ドル強に達した世界最大の外貨準備の一部を株式市場などで運用するため、投資会社の設立準備を急いでいた。運用原資は、財政省が特別国債を発行して、人民銀行(中央銀行)が保有する外貨と交換して調達している。 



1兆3000億ドル・・・日本円で約150兆円。トヨタ+任天堂+キャノンの時価総額全部足しても40兆円程度の現状を考えると、極端な話、これらの優良企業を丸ごとお買い上げされてもおかしくない。他にも日本にはボルトとかスプリングとかの単品商売をしているものの、その分野で世界一の技術力を持つ企業が多数あるが、そういう企業の時価総額はせいぜい数百億円。これは今の中国にとってかなり魅力的に写るのではないか。

中国に株を握られると今までは


日本企業が中国人働かす



日本企業が出来た製品を世界中で売る



日本人(゚Д゚)ウマー


だったのが


日本企業が中国人働かす



日本企業が出来た製品を世界中で売る



日本人従業員の所得向上無く利益は株主へ



中国人(゚Д゚)ウマー


となる。さらに買収まですれば、多数の特許(知的財産)と真面目で質素でよく働く従業員付き。これは魅力的だろう。

中国に世界の工業に続いて金融力も牛耳られたら、いよいよたまらない。その上中国は核も持っています。


近い将来、日本人は中国人の軍門に降るのだろうか。その時日本は・・・などいろいろ考えさせられるニュースでした。
世界の覇権がスーパーパワー米国から米中欧の3つに分割されていく時代の変り目に自分が生きているということを、まざまざと感じました。


まあ、僕らにできる事といえば、そういう狙われそうな株を先に買っておいて、少しでも恩恵にあやかることくらいですね。


2007/09/24

割安に見える株①

以前のブログで通常時には本当の割安株なんてまず無く、割安そうに見えるのはほぼ間違いなく「ワケあり株」であると書きました(→参考記事 )。

ちなみに一般に割安と言われるのは、だいたいPER10倍以下&PBR1倍以下の株です。
PBR1倍とはつまり、今企業が「仕事や~めた」と言って解散し、全ての資産を清算して投資家に返したら、株価と同じ額が返ってくるということです。
なおかつPER10倍ということは、企業があなたに変わってお金を毎年10%増やしてくれるということですから、株式に求められるリスク認識(→参考記事 )も余裕でクリアしていると言えます。
両方あわせて「元本保証で毎年10%増えるなら、どう考えてもオイシイでしょ!」と普通は誰でも思います。

それなのにいつ低PER&低PBRでスクリーニングしても、そういう株はたくさん見つかります。
なぜみんな買わないのか・・・
それは安いのにはいろいろな「ワケ」があるからです。それらがどんな「ワケ」で安いのか?をこれから何回かに分けて書いてみようと思います。

まず最初は単純なものから・・・【単に指標だけ割安になってる株】

スクリーニングするとPER5倍、PBR0.5倍とかありえないくらい安い株が出てくることがあります。
企業は「法人」といいますし、これを「人」に例えてみると、これは年収100万円、貯金1000万円の人が500万円で売りに出されている(人身売買)のと同じ。

買って貯金だけ取り上げてすぐにホッポリ出しても(乗っ取り→解体)即座に2倍儲かるし、そうしなくても数年持ってるだけで十分に元がとれます。
誰でも「おっと、これは安くね?」と思います。
しかし少し詳しく見るだけで、大抵は次のような事実がザクザク出てきます・・・。

1、単にスクリーニング用データが古い場合
たとえば株式分割。3分割して株価は既に1/3になっているのに、スクリーニングに使うデータが分割前のデータだったりすれば、実質はPER15倍、PBR1.5倍なので、これはまったく普通の価格。
証券会社のスクリーニングツールもリアルタイムに情報が更新されているわけではないので、これはよく起こります。(そのたびに「使えね~」とつぶやいてしまう・・・)

2、大幅な下方修正などのニュースが出ていた場合
大幅赤字の下方修正などが出れば、株価は当然下がり、時価総額も下がります。
ところでPERは時価総額が「純利益」の何倍なのかというのを表す指標ですが、これも1、と似ているのですが、その計算に使う「純利益」が去年のものであれば、ある一定期間、見せ掛けだけPERは下がります。つまり実質のPERはもっと高いものであったりします。

3、前期に大きな特別利益がある場合
分割もしてないし、変なニュースも出ていないのに、指標は割安という株もあります。
で、よく見ると、前期に大きい特別利益が計上されていたりします。
PERは時価総額が「純利益」の何倍なのかというのをあらわす指標でしたが、その「純利益」は経常利益+特別利益-税金で計算されます。
「経常利益」は事業を続ける限り、毎年入ってくることが期待できる収入ですけど、「特別利益」は例えば土地を売ったりして得たその年だけの臨時収入です。当然、市場の人は「特別利益なんて来年もあるわけじゃないし」と
いうわけで、無いものとして考えます。そして、前期純利益から特別利益にあたる額を差し引いて考えると、実質のPERはもっと高いことが多いです。

というわけで、スクリーニングで低PER&低PBRの株を見つけて、

「なんでこんなオイシイ株をみんな買わねぇの?みんなアホじゃね?」
と思って即座に買うと、しばらくたって
「アホは俺だった・・・ガクリ
ということになる可能性が高いです。

だから、株を買うときは最低でも四季報を読んで最新ニュースをチェックすること程度は欠かせないです。
また、業績や指標は1期だけ見ても何の意味もありません。最低でも3年分は見る必要があります。
このレベルのことは、デイトレでさえ必要です。(→有名デイトレーダーもニュース見てなかったばっかりにこんなこと に・・・)



2007/09/21

投資って事業みたい?

株を買うと、定期的に「事業報告書」が送られてきます。
これを見ると、使用者とか使用人とかいう言葉が出てきます。

「使用者」は事業主のことで「使用人」とはサラリーマンのことですけど「使用人」てなんか嫌な響きですね...ガクリ
それはさておき「使用者」と「使用人」にもいい点、悪い点があります。

使用人の場合・・・
仕事は選べず、自分で何も決定できず、そして自分が生み出した価値は他人に搾取されまくりで不満いっぱい。だけど、来月、来年の給料はほぼ予想できるし、保険とかも考えると(リストラ等の心配はあるものの)割と不安は少ないので「サラリーマンは不安はないが不満でいっぱい」

一方、使用者(事業主)の場合・・・
全て自分に決定権があり、やりたいことをやりたいようにやれるので不満はない。けど、まさに一寸先は闇。そして使用人に対する責任の重圧。事業の見通しも景気や消費者の嗜好の変化など、不確定要素だらけで常に感じる危機感。というわけで「事業主は不満は無いが不安でいっぱい」

投資はやってみると誰でも分ると思いますが使用者に近いです。何にどれだけ投資するも見限るも完全に自分の裁量で決定できるし、成功すれば成果は全て自分の物となり、失敗すれば全て自己責任。
今年うまくいっても来年またうまくいく保障などまったく無いのもの事業と同じ。

サラリーマンを長くやってると、いいところは見えなくなり不満の部分ばかり感じてしまうことがありますが、そんな時は少し投資をしてみると、使用人側の辛さも体感できて結果的に不満がうまく中和してバランスが取れるかもしれません。

サラリーマンも捨てたモンじゃないかなと(´ー`)。


2007/09/18

お金の現在価値

別のこと書こうとしたら、先にこれを書かないと説明できなくなったので、今回はお金の現在価値について書こうと思います。


現在価値の概念はファイナンスの基本中の基本ですが、一般にはあまり知られていません。
別に難しいことは何もないので、多くの人が考えたことが無いだけというのが実態だと思います。


お金の現在価値の結論を言うと、将来手に入る金額の今現在の価値は、その金額より少なくなるということです。
例えば1年後に手に入る100万円は今日現在では100万円の価値はないですよ、ということです。


ちょっと分りにくいですね。


こういう時は、極端な例を想定するとか、スケールを小さくしてシンプルにして考えると理解しやすいです。
ここでは極端な例として、銀行の普通預金の金利が50%だとします。


このとき1年後に100万円もらえる権利があったとして、これを今買うとしたらいくらで買うのが妥当でしょうか。
どうせ1年後に確実に100万円貰えるからといって、100万円払う人はいないでしょう。
だって今日100万円を銀行に預ければ、1年後には確実に150万円になるわけだから、この権利は100万円より安く買わなくては損だと直感的に分ります。
ではいくらで買うのが妥当かというと、1年経って100万円になる金額ですからそれをxとすると以下の式が成り立ちます。


x*(150%)=100


このxを求めるために変形すると


x=100/(150%)


となり、xは66万6千円になります。この値段で買えば妥当。これ以下で買えれば儲かった!といえます。この値段が1年後の100万円の現在価値です。


試しに66万6千円の50%増しを計算してみてください。大体100万円になるはずです。

同じように2年後に100万円もらえる権利があったとして、これをいくらで買うのが妥当かというのは、2年後に100万円になる金額ですから、


x*(150%)*(150%)=100 → x*(150%)^2=100


となります。変形してxを求めると


x=100/(150%^2)
x=44.444...


となり44万4千円になります。これも試しに銀行に2年間放っておいたと考えて計算してみてください。
2年後に大体100万円になるはずです。

同じようにn年後に100万円もらえる権利の値段は


x=100/(150%^n)


となります。


このように将来手に入るお金の今現在の価値をお金の現在価値といいます。
この計算をすることを「現在価値に割引く」といい、上の例の50%を「割引率」といいます。


どんな金利が低くても確実にこの理論は成り立っています。
そんなに難しくはないですよね。


しかし、実際には普段私達の接している金利があまりにも低いので、この考え方ができなくなってしまっている人が多いです。
ここにつけこんで、世間ではボッタクリが横行しています。


分りやすい例をひとつあげると収益不動産のセールストーク・・・。


「この物件は1室2000万円なんですが、収益は年100万円もあるんですよ!」


「しかもこの立地なら、10年後に1500万円での売却は堅いですよ!」


「もし10年だけ投資して売却しても、100万円x10年+売却金1500万円で2500万円ですから500万円お得ですよ!」


「仮に10室運用すれば、10年後には合計5000万円利益ですよ!」


「引き合いも多いので今お決めにならないと、恐らく手に入らなくなるかと思いますが・・・どうなさいます!?」
 ↑不動産屋の往年の必殺定番トーク(笑)



これの収益性を現在価値の概念を使って検証してみましょう。
収益は毎年100万円で、10年目は1500万で売却するとして1600万円にします。
割引率は空室になるリスクや、不確定な維持費などを考えて7%とします(→参考記事
すると・・・



ふどうさん


この物件の現在価値は1464万円!これを2000万で買ったらなんと500万円以上損してしまうではないか!
セールスマンの口車に乗せられて10室も買った日には・・・(恐)
現在価値の概念を知らずに”べた計算”をするといかに危険か分ると思います。
結論としてこの場合には、不動産屋にこう言うのが正解です。


「1000万なら買う。でなきゃ買いません」

(↑といっとけば、最終的には1400万くらいで締結するでしょう)


しかしながら、本当に儲かる不動産なんていうのは、自分が誰よりも土地勘のある地域で、しかも売主にどうしても売らざるを得ない理由が発生し、それを運よく誰よりも早く聞きつけてやっと手に入るものです。


儲かるものを見ず知らずの自分に一生懸命働きかけて売ってくれるなんてことがあるはずがない。もしそんな売り込みに会ったら、まず嵌め込まれているのではと疑ってかかるべき。
「15分ポーカーをやって誰がカモか分からなければあなたがカモなのだ」(by ウォーレン・バフェット)

というように、取引の利害関係を完全に理解せずに手を出したら、出した人がカモになる可能性が高いです。


他にもボーナス付き生命保険とかも、よくよく考えるとトクどころかソンじゃんか!というようなこともあります。
知識が無いと、世間に跋扈するあなたの財布に手を伸ばす連中に、あなた自ら財布を開いてお金を渡してしまうことになります。

知識が有ってもやられるのが相場の世界です。それなのに自分から進んで渡すお金などあるはずもありません。



2007/09/15

○ ○ ○ 衝動買い ○ ○ ○ 

僕は衝動買いはしません。

何か買うときは熟考してから買う方です。

株も気になる銘柄を発見しても、すぐ買い注文をだすことはありません。

買うには指標を見て、決算短信を確認し、BS/PLをざっと見て、有報を流し読みして、それで気に入っても1日くらい考えて、やっと少し買うか、という具合です。


ところで先日、伊勢丹を歩いてたら、
これはちょっといいかも・・・という服を発見(゚∀゚)!

しかし僕は何か買うときは熟考してから買う方です。

これも一応その場では買わず、家に帰って同じものがネットで安く売ってないかとか、今持ってる服と混ぜて着れるかなぁとかいろいろ考えて、やっぱ買おうと思い、また伊勢丹に行きました。


すると・・・






なくなってるよ・・・(;´Д`)ノ





服は衝動買いが正解みたいです… orz。


2007/09/11

歴史は繰り返す

 第2次世界大戦後、米国は経済力、政治力、軍事力で圧倒的に世界をリードしてきました。
 しかし1960年代の後半になり、質が高くてコストも安い労働力を持つ日本に「ものづくり」で勝ちめがなくなって来ると、米国はさっさと「ものづくり」は日本に任せて、自分達はそれを安く買ってきて国内で高く売るということに手を染めるようになりました。
 しかしこんなことを続けていては貿易赤字は増える一方です。しかも当時ドルは金本位制で金と一定の割合で交換できたので、このままでは米国の金がカラッポになってしまいます。

 これはマズイ、ということで米国はドルの金本位制を電撃的に廃止しました(ニクソンショック)
 これでドルをいくら印刷しても金が出て行く心配の無くなった米国は貿易代金はドルをガンガン印刷して払いました。しかしこれではそのうちドルは暴落してしまうので、今度は日本に米国債を買わせて渡したドルを国内に戻すことでそれを阻止しました。

 日本としても、稼いだドルは世界で最も安全な資産で運用するのが合理的です。当時世界で最も安全そうなのは、経済的、軍事的にもやっぱり米国債だったし、米国からの脅し(買わなきゃ米国内の日本資産凍結するぞ(゚Д゚)ゴルァ!と言われたらしい)もあって、これで運用することになりました。
 米国側から見れば「もしドルが下がれば米国債を購入した日本も損するので、日本が米国債を売るようなこともしないだろう」という目論見もあり、ここにだまし絵のような妙なバランスが出来上がりました。

 米国としては債権発行による利払いで財政赤字は増えてしまいますが、その赤字もまた日本に米国債を売って調達すればOKです。どうせ日本は買った債券売れませんから、こりゃいい財布を手に入れたというところでしょう。これで兎にも角にも急場はしのげます。

 ところが、この急場しのぎをその後なんと30年も維持して続けてきてしまったのが現在の米国なのです。
 ですから米国の「双子の赤字」はかなり構造的な問題で解決が困難なのです。
 1997年6月、当時の橋本龍太郎首相が「米国債を売りたい衝動に駆られたことがある」とぽろっと言ったら、米国債が急落してアメリカにこっぴどく怒られました。それはこのバランスを崩す発言だったからです。

 しかし誰が考えたって、こんな騙し絵みたいな仕組みがいつまでも続くわけがありません。
 各国も「いいかげんドルってヤバくね?」と思いつつ、ドルに変わる信用ある通貨もないので仕方なくそれを続ける一方で、ドルに対抗できる通貨としてユーロを登場させました。
 待ってましたと言わんばかりに早速、アメリカ嫌いの中東の国が「んじゃこれからはオイル代金はユーロ建てでヨロシク♪」と言い出したら、なんと米国は(他にも理由があるにせよ)因縁を付けて空母とミサイルを出してあっという間にその国をボコボコにしてしまいました。

 「ドルを裏切った奴はどうなるか見たろ?」と言われたも同然の各国は、米国に逆らってどんな嫌がらせを受けるか分らないので手持ちの米国債を売るに売れずイヤイヤ保持している、というのが現状です。
 本当はユーロ比率をもっと上げたいのに・・・。
 ほとんど、世界はアメリカを組長にした暴力団のような状態になってしまっています。

さて、ここで2007年の日本・・・

 ユニクロを始め「ものづくり」で中国に勝ち目が無いことが分ってきた企業はさっさと「ものづくり」は中国に任せて自分達はそれを安く買ってきて国内で高く売るということに手を染めるようになりました。
・・・ってこのエントリの最初に戻ってしまった!

 となると結論をまた書くまでもないでしょう。

 ひとつ過去と違うのはアメリカは組長ですから貿易赤字に転落しても舎弟の日本に国債を押し付けることができましたが、日本はそういう立場にありません。
 では誰に国債を嵌め込むか・・・これはもう、より立場の弱い者(国民)に押し付けると考えるのが自然。
 具体的には郵便局や銀行を通し、預金しっぱなしの人が間接的に保有することになります。

 しかし、預金額には限界があります。発行する国債が消化できなくなった時、いったい何が起きるのか。
 なにしろ国の借金の債権者がほぼ国民で占められているという事態は過去に例がないのです。アルゼンチンの例は参考になりません。

 いろいろやり方はあると思います。郵便局にたらふく国債食わせてデフォルトさせるとか、インフレ誘導するとか・・・。

 いずれにしろ、せっせと預金に励んでいる人が最大の被害者になることは容易に想像できます。

 つまり皮肉にも、投資のリスクを嫌って預金に頼る人ほどリスクが高い割りに低利率の日本国債へ全額投資をしていることになります。

 こうなると、もはや投資と無関係な人はいなくなります。
 やはりファイナンシャルリテラシーなしにこれからの日本を生きるのは難しい気がします。


2007/09/08

ベトナム投資は時期尚早哉。

 飛行機乗りの間では「魔の11分間」という言葉があります。
 世界の航空機事故を調べるとその約7割が、離陸後3分間と着陸前8分間に集中しているのでこう言われています。

 自分も飛行機のクラブに入っていて、飛行機乗りのはしくれだけど、確かに離陸時の数十秒は緊張します。
 その数十秒とは主に上昇開始から安全高度に達するまでですが、なぜこのタイミングが怖いのかというと、この間にエンジンが止まるとかのトラブルが起きると、対処方法が無いのです。

 例えば上昇開始直後に何か起きても、この時点で既に残り滑走距離が少なく止まれないので離陸するしかありません。
 そして、そのまま上昇しても高度が無いので安全なところを見つける余裕も無く、木や建造物にぶつかる危険が高いです。
 この状態は高度300フィートの安全高度に達するまでの数十秒続きます。

従って、このタイミングで何か起きた場合は即座に

「上手に墜落するぜ(゚∀゚)!」

と頭を切り替えます(←この「(゚∀゚)」は結構大事(笑)。慌てると助かるものも助からないので)

 上手な墜落とは、人は無傷で機体だけ壊す墜落です。自動車事故と同じですね。
 下手なのはその逆ですが、特に死ぬと事件になって警察とか報道とかワンサカやってきて面倒なことになります。さらに地上の人を巻き込んだ場合はもっと最悪です。
 そんなワケで、運悪くそういう目にあったら絶対に「上手に墜落」しなくてはいけませんが、どう転んでも墜落には変わりありません。

 新興国の経済発展も同じようなものだと思います。成長が離陸して軌道にのるまでに世界的な不況等のトラブルが発生してしまうと投資が止まり墜落してしまいます。そう考えると今やっと上昇を開始したばかりのベトナムはまだ安全高度には達しておらずリスクが高いと思います。

 対して中国は、既に外資が工場建設など大量に投資をしてきました。ここで何かトラブルが起きても投資した以上それは使われ続けますので、成長が停止してしまうことはなさそうです。中国はここ1~2年で安全高度に達したと感じています。

 もちろん何も起きなければ、現時点の高度から巡航高度までの差はベトナムの方が大きいのでうまみも大きいですが、リスクを考えると、トータルでは今は中国の方がいいかな、と思います。

P.S.
普通の人が乗るような旅客機はエンジンが複数ついていて、半分止まっても全然余裕で飛べるので、安心して乗ってください。


2007/09/05

思考のたな卸し

本格的に株投資やろう!と一念発起したのが約3年前。本、ブログ、セミナー・・・ありとあらゆる情報を求め取捨選択し、膨大なそれらの情報を咀嚼して、現時点でこれが答えか?と思っている事を書きます。

なぜ書くのかと言うと書くと頭が整理されるんですよ(´ー`)。
それに、最近頭がいっぱいになって、ここらでいっぺん頭の中のものを書き出して、空っぽにしないと新しいことが考えられなくなってしまったのだ。

それではつらつらと書き綴りたいと思います。長文注意。。。

【結論】
ずばり、株は以下の2点に集約される。
  1. 何を買うか?
  2. いくらで買うか?

「1、何を買うか?」は以下の条件による。
  • 成長している市場で(パイの広がっている市場で)
  • 堀の深い、継続性のあるビジネスで(シェアを高めている) 
  • 効率の良い経営を行う企業(社長に価値を高めるリテラシーがある)
(さらに以下に該当すればなおGood)
  • 成長している国の(国自体のパイが広がっている)
  • 高い配当性向の企業

そして「2、いくらで買うか?」は以下の手順で目処をつける。
  1. その企業の持つ資産を調べ
  2. 将来稼ぐであろうキャッシュフローを自分で予想し
  3. それらの現在価値を合計し
  4. 1株当たりのフェアバリューを求め
  5. 少なくともフェアバリュー、できればそれ以下で買う

【通常時にすること】
この条件を満たすものを通常時に探しても、はっきりいって「無い」。

それもそのはず、市場にはたくさんのプロがいて、彼らはいつでも割安な、ミスプライスされた株を探しています。そんな美味しい価格を自分ごときが発見するまで放って置いてはくれません。自分で発見できた気になったら、それはほぼ間違いなく「ワケあり株」です。手を出すとカモにされます。注意!

【嵐を待て!】
唯一、通常時に割安な株があるとすれば、それは「自分の目で見た、感じた情報」により割安と考えられる場合のみです。公式リリースされた情報は市場に即座に織り込まれます。突然出る買い材料を先回りすることも、また悪材料を避けることも不可能と考えていいです。

従って通常時にやること言えば、働いて得たキャッシュと持ち株が生む配当をプールすること、これはという企業を見つけてウォッチリストに入れておき、いくらなら買いたいか、の当たりをつけておくことくらいです。
それ以外は持ち株の業績とオペレーションが極端におかしくなってないかをたまに見るくらいでいいです。

それではどういう時ならこの条件を満たすかというと、主に2つある。

1つはずばり「パニック相場」。
これを「ミスターマーケットが鬱になった」と言うとちょっと通ぶれます。

ミスターマーケットかどうかは、その時の相場を見て「これは信用で買ってる奴全員逝ったな」と思えたら、おそらくそれはミスターマーケットです(彼はだいたい1年に1~2回は鬱になるようです)

そして、ミスターマーケットが来たら、まず冷静になります。深呼吸を1、2回くらいしても東証は15時まで閉まりません(ライブドアショックでは閉まったけど)。
落ち着いたらミスターマーケットの要因を調べ、ファンダメンタルを大きく毀損する要因でないことを確認します。

そしてウォッチ銘柄の価格をチェックして、狙った価格まで降りていたら迷わず全額突撃し、そうでなければ1/4ほど試し買いをします。その後下がったら1/4づつ買い下がっていきます。ちなみにこれ、読むとなんてことないですが実際やるとかなり怖いです。しかし、ここが投資家と投機家の分かれ目です。

2つめは、マクロ経済的に最悪な時で、企業業績の減益などが続出してる時。
このくらいのセンチメント最悪な時にならないと、いい株は安くなってくれないものです。

景気が悪くなる時のパターンはまず先行指標が怪しくなって株価が下がりだして市場の雰囲気が悪くなり、実際に減益などが続出するころに大底を迎えることが多いです。

なので、先行指標が怪しくなった時はまだ買うには早くて、実際に減益などが続出するころまで待つ必要があります。

【いつ売るか?】
売りは、他にもっと魅力的な投資対象が現れた時のみ、売ってその売却代金を投資原資にします。

騰がったら売る、というのはイケてない売り方です。なぜなら騰がった株を売ると手元にはまだ騰がってない株が残ります。これを繰り返して行くと手元にはボロ株ばかりが残り、最後にはボロ株コレクターになってしまいます(おまけにその時、売った株は大抵もっと騰がってます)。

従って通常時は暴落時に買った株と、それが生み出す配当を現金で持つことが多いです。

不況等で持ち株が全部下ったらどうする!という問いに対する答えは「気にしない」。着実に売上げと利益を伸ばす企業の株価は、それほど時間をかけなくても元の居場所に戻り、さらには将来性まで織り込んでいきます。そう信じます。儲けるとは「信」じる「者」と書きます。

そもそも、好況のうちに売っておいて、不況になったら買い戻そう、なんて戦略は無理です。景気が悪くなるときは気が付いたら悪くなってるものなのです。相場では自分だけうまく逃げよう、なんてまず無理です。なぜならそんなことが出来るならみんなそうするに決まってますから。

従って不況の時にやることといえば、全部下がった持ち株の中からイマイチになったと思うものと買い増ししたいと思っていた株とを入れ替えることくらいです。

つまり、買った後はインデックスやマクロ経済については気にせず、その企業の数字だけを注視していればよいです。マクロ経済は買うときにだけ見てればいいです。

【まとめ】
・・・というのが散々考えた結論ですが、ここでふとバフェットのシンプルな言葉を思い出した・・・

「優秀な企業を、株価の方から訴えてくるくらいの割安の時に買いなさい」

(;゚ Д゚) … 結局これと同じではないか!

最初この言葉を知ったとき、「そんなの当たり前じゃん」と少し憤りを感じていました。
しかし散々考えまくった今、この言葉の裏の(真の)意味がよーく理解できるようになりました。
この言葉の真の意味とは・・・

「めったに投資チャンスというものは訪れません。だからこそ、訪れた時は思い切って投資するべきです。」

「それ以外の時は我慢できなければいけません」
(↑実はこれが一番難しい・・・)


こういうことだったのか・・・!

そういえばバフェットは「一生のうち投資するのは20回までにするべきだ」と言っています。
バフェットの場合は自分よりもっとガマンして、数年に1回しか投資しないわけですね。
「株の儲けの90%はガマン料」とはQ先生もいつも言ってるけど、これも今となっては腑に落ちて理解できます・・・。

「自分で考える」ことは確かに大事だけど、結局、結論はバフェットの言う通りになってしまいました。
なら少し疑問に感じてもバフェットの言うことを鵜呑みにするのも、こと投資に関しては悪くない戦略のようです。
やはり100万円を4兆円に増やした人間の言うことは伊達じゃない。

思ってたことをアウトプットして頭のバッファが空いたので、これでまた新しいこと考えられる(゚∀゚)!

P.S.「1、何を買うか?」で配当性向を挙げましたが、成長企業の配当は企業価値の取り崩しであるから、ファイナンス理論的にはあまりよくないという考え方もあります。しかしあえて配当性向を求めるのは以下の理由からです。
  • 配当をプールしてミスターマーケット時に新たに買い増す資金にするため
  • 高配当株は経験上、ミスターマーケット時に明らかに下落ストッパーとして機能する。下落率が小さければウォッチ銘柄と入れ替えたい時、取得株数を増やすことができる。


2007/09/01

バランス

警視庁立川署のストーカー巡査長(40)がオキニのキャバ嬢を貸与された拳銃で射殺後に自殺・・・これはひどい・゚・(ノД`)。

風俗って歳取ってからハマるとヤバい。

自殺巡査もおそらくこれまで勉強→仕事の一辺倒で、なんかの拍子にこの歳でキャバにハマっちゃったのでは。

それにしてもここまでやる奴の出現は予想外。
やっぱ遊びも仕事も若いうちから広く浅くバランスよくやっておかないとね。


投資のブログなので投資の話をすると、以前に複利のパワーを知ってしまったA君(20)と飲みながら話してたら、とにかく株以外に金を使う気がないみたいなんです。

そりゃたかが1万円でも複利効果でこうなる(→参考記事 )のを知っちゃったら、せっせと株に励む気持ちは分る。

でも、若い時にデート代までケチるのはどうかと思いますよ・・と思って「若い時に使ったデート代1万円は70歳での100億円入り証券口座より価値ある!!」と言っといたけど、A君にその声が届いたかはいまだ不明(笑)。

投資、恋愛、仕事、消費もやっぱりバランスです。