2008/01/29

ネット時代の投資

世の中には知らないほうが幸せなこともあります。


例えば、ある海外ボランティアがアフリカの貧困層の子どもにコーラを与えようとしたら、現地のボランティアの人が「この子達に贅沢を教えないで!」と言って制止したそうです。


コーラを一度でも子どもに飲ませてしまったら子どもはまた欲しがります。でもその子どもは二度とコーラを飲むことはできません。それを我慢するくらいなら最初から知らないほうがずっと幸せだというわけです。


同じことは情報にも言えると私は思ってて、地球上で起こっている犯罪、事故、殺戮などはコーラとは逆の意味でですが、知らない方が幸せな部類に入ると思います。


しかし、ネット時代になってそういう情報のパンドラの箱は全開になってしまいました。


もちろん、悪いことだけではなく、あらゆる情報に個人が簡単にアクセス出来るようになったメリットは計り知れません。


情報と言えば金融は特にネットによって大きく変わった分野です。
ネットによって個人は世界中のありとあらゆる金融商品に簡単に投資できるようになりました。


しかしそれは同時に、世界中のありとあらゆる金融商品を比較するのに十分な情報も手に入るようになるということで、世界には日本株より成長性もある上、価格も安い投資対象がたくさんあるのに気付いてしまうことになります。


また法人税、配当課税、キャピタルゲイン課税についても、いかに日本が投資家に冷たいかを嫌でも知ってしまいます。
例えば、法人税は日本は40%ですが香港は16%です。
これは複利で効いてきますから企業の成長速度に甚大な影響を及ぼします。
例えば投下資本利益率20%の企業があって、利益を全て再投資に向けた場合に2倍に成長するまでの時間は、日本で事業をすれば10年ですが、香港でやれば6年しかかかりません。


さらに香港では配当もキャピタルゲインも非課税。
さらにさらに、海外ではブルドッグソースの件のようなお金の出し手を差別するようなアンフェアさも無い。


こういうことを一度でも知ってしまうと、もう知らない状態には戻れません。
もう、私たちは「コーラ飲んじゃった子ども」状態です。
これではお金はみんなそういう投資家に優しい国の方へ向かってしまうのは当然です。


現在のように世界中で情報化社会になってしまっていると、税制、慣習を国際標準以上にしない所には投資資金は集まりにくい。投資がされなければ産業も興らないし発展もないので、国際競争力を保てません。
デッドの資金調達は出来てもイクイティーの資金が世界中から集まらない日本は、ベンチャーなどが育ちにくいと言うことにも繋がります。


日本の企業はもともと技術力や人材面で優秀なんだから、あとは規制とか税制とかを直そうという姿勢を見せるだけで海外勢の日本に対する見方は大分変わるような気がするけど・・・。


もちろん、そこを直すということは法人税も下げて(というか、普通にして)配当も非課税にするわけで、その分減る財源を確保するには社会保障の低下や、増税をするということです。


すると「格差助長だ!」と反対意見の大合唱は必至ですが、そんなこと言う人は、もう足元焼きはじめてる火が見えてないんじゃないでしょうか。増税嫌がって勤めてる会社が潰れたら意味ないと思うんだけど。


まるで会社がハンパじゃなくヤバいのに「賃上げしろ」とかストしてる日航社員状態。

マジでそんなことしてる場合じゃないよ。。。

ここは日本国民もフランス国民を見習って、今の利益を少し我慢して将来の大きな利益を得るという考えに変えないと。


そして政治家の皆さんには東証が暴落してるさなかに「市場を注視する(=ボク何もしないで見てるね!)」なんて言ってないで、以上のような根本原因を直す活動を今すぐ開始して欲しいです。ホントお願いします!期待してます!



2008/01/26

ヽ(`Д´)ノ月間

月末になったので集計。




こりゃたまらん。1月から精神修行なんかしたくねぇ~ヽ(`Д´)ノ



おまいらまあ落ち着け!と言いたくなった今月の世界株式市場。



東証だけでなく、世界中からオワタ!という雄叫びが聞こえてきそうな下落。特に香港のセリクラ時の指数-12%って一体・・・。日経で-12%て言ったら-1500円位じゃないですか!いかに凄まじい下げ方かが分かります。優良株もブン投げられまくってたし明らかにミスターマーケットさん鬱病。



さてそんな状況の今月でしたが日本株はほぼ何もしませんでした。



下がるからと言って損切りしてキャッシュにしても、BNF
みたいに底が分かる神ならそれまでキャッシュにしておくけど・・・私はBNFじゃないので安ければ少しずつ買うより仕方ない。



すると、今日損切りしてキャッシュにしたところで明日また同じ株を買うというアホなことになるので結局「何もしない」という選択に・・・。



底打ち確認してから買えば?という話もあるが、それだと多少下げ止まっても単なるリバウンドなのか本当に底打ちなのか自信が持てず結局買えないし、こりゃ底打ったと自信を持てるころには既に相当上がってて結局市場に踊らされる罠・・・。



というわけで、日本株はほぼ何もせず。そしてどんどん含み損が膨らむという・・・(;´Д`)アウウ



が!中国株でいい事もありました。
ついに・・・中国人寿ゲットォ!!
キター!



思い返すこと約2年前・・・。



「これはいい会社」と思いつつ「いい株はフェアバリューなら買ってよい」という発想に欠けていた当時の私が「割安でない」という理由で見送った時の株価は10HKD。



その後50HKDまで上昇し、涙でチャートが見られない日々を送っていたのでしたが、年末に36HKDあたりまでダラ下げしていた株価が1/22に何と-20%の大暴落してるじゃないですか!



その時の株価が28HKDでまだフェアバリューとは言いがたいものの、ペトロチャイナなどの他のシンボルストックの悶絶下げを見てミスターマーケットを確信。



とりあえず少しでも買おうと思い震えながら資金の1/4を投入・・・


((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル。
ここから下がったら毎日買ってやる!と腹をくくって、翌日もさらに1/4を買ったところで反転。



結局資金の半分しか買えなかったけどついに手に入れた・・・。
しかし2年前のあの時一瞬迷ったせいで、2倍以上の価格で買うハメになろうとは・・・。注意1秒損200万しょぼん


あとはググる先生だな・・・はよ450ドルまで下がれよ。



そんなこんなで結局今月は-120万でした(;´ρ`) グッタリ



しかし率で見ると-7%。しかもそのうち半分はHKDのレート下落による評価減なので実質の値下がり分は数%。


デイトレ時代には1日で10%溶かすなんて日常茶飯事だったけど、あれって実は毎日サブプライムショックだったのか!(´・ω・`)オソロシス。



とても今の運用額ではそんなことは出来ません。



2008/01/21

【400年を】株式会社の歴史【10分にまとめてみた】

私は一時期、日経先物もやってみたのですが、すぐにやめてしまいました。
何か理論的な理由があって足を洗ったわけではなく、単にやってて「なんっか気分悪っ!」と思ったという感覚的な理由です。

特にショートに馴染めませんでした。私の場合、ショートで儲かってもあんまり嬉しくなく、損した時はなぜか物凄くムカつくのです。つまり勝っても負けてもいい気分になれませんでした。

自分がなぜそう感じるのか、特に突き詰めて考えてないし、そもそも日経先物もやめたから考える必要も無かったので記憶からフェードアウトしかけてたのですが、この前ポケーっとコーヒー飲んでたら突然理由がクリアーになったのでつらつらと書いてみます。長いです(´ー`)。

その理由を説明するために、まず株式会社の歴史を振り返ってみます。

世界初の株式会社はご存知「東インド会社」です(設立:1602年 オランダ)
ヨーロッパの大航海時代、インドの香辛料は超高級品で、なんと同じ重さの金(ゴールド)と交換可能だったそうです( ゚o゚)。
すると、インドまで出かけていって香辛料を持ち帰り一攫千金を企む山師は当然のように出現します(いつの時代も山師はいますね)。

目的は一回の旅で大量の香辛料を持ち帰ることですが、そうなると陸路では効率が悪いのでおのずと海路での計画となります。
しかし海路は海路で、船の建造費や船員のサラリー、航海中の食料等とにかく莫大な資金が必要なのに加えて、嵐で難破するかもしれないし、海賊に遭って全員殺されるなどリスクも高い。
そんなハイリスクな「事業」に個人で全額出資してくれるエンジェルはなかなか見つかりません。

そこで考え出されたのが株式会社という仕組み。
多数の人から少しずつ資金を集め、もしも宝の山を持ち帰った暁には、出した資金量に応じて儲けを山分けしようじゃないか!というナイスなアイデアです。こうすれば出資する方も失敗しても損は小額ですむので参加しやすくなります。そしてこの出資した証として出資者に配った証券が「株券」です。

この仕組みは、非常に合理的かつポジティブな大発明でした。なぜなら
・出資者はリスクを限定した上で大きなリターンの可能性を得られ(投資家)、
・やる気は有るがカネは無い若者の夢を叶え(経営者)、
・船員の雇用や船の建造などの周辺産業の発展に貢献し(従業員・取引先)、
・持ち帰った香辛料で人々がおいしい食事ができる(顧客)
と、株式会社は「希望溢れる未来を高速に実現するのに最適な仕組み」だったのです。

実際、この東インド会社は約200年間続き、平均で年利25%、最大で年利75%という驚異的なパフォーマンスを叩き出したそうです。原始の株式会社はインカムゲイン目的だったのですね。

株式会社はこのままでも十分に良い仕組みですが、これに満足せずこの後さらに進化を続けます。

通常、船が帰ってくるのは出資してから1~2年後です。これはただ待ってる身からすれば結構長い。
それに人が営みを続けていけば急にお金が必要になる人や、逆に臨時収入を得る人も当然います。
すると船が帰ってくる前にその証券を売りたくなる人や、買いたくなる人が現れても不思議ではありません。

こうして需給が出合い、売買が行われるようになります。
すると、その証券はいろいろな噂で価格が変動するようになってきます。
やれ嵐に遭ったという噂が流れれば暴落し、航海が順調らしいと言う話が出れば暴騰します。相場の誕生です。

そうなると次はこんな山師が登場します。
「価格が変動するなら、安い時に買って、高い時に売ればいいんじゃん?」価格変動に着目して一攫千金を企む山師です。(いつの時代も山師はいますね~)
この山師のアイデアは大当たりで、ごっそり買い占めたら需給が締まって株は暴騰し、この山師は大もうけしました。

しかし、たっぷり儲けてイグジットに成功した山師には新たな悩みが発生します。
「もう買うもんがねぇー!!ヽ(`Д´)ノ」相場が加熱しきって高止まりすると、手元にある現金を今までのような高利回りで運用できなくなります。
そこで山師はまたまた考えます。
「安い時に買って高い時に売るだけじゃ上がる時しか儲けらんねぇよな!下がった時にも儲かる手段が欲しいよな!」と。
そこで、そういうニーズに応えるべくまた次のような手段が開発されます。

まず、株券を既存の株主から借りてきます。ただし借りた株券は期限付きで返す約束で借ります。
貸した人は通常の現金の貸付のように毎日金利を受け取ります。
借りた人は金利を払う代わりに自由にその株の売買を行えます。
すると、借りた人はまず市場で借りた株を売り、株が安くなったら買戻して株券を返せば、下がった時でも儲けることができます。つまり「ショート(空売り)」です。
こうして、ますます多彩な投資戦略が可能になり、毎日活発に取引が行われるようになりました。

この後も相場は新たなニーズが生まれる度にそれに応えて進化を続け、現在ではインデックス売買、先物、オプション等のさまざまな派生商品が誕生しました。

・・・というのが株の誕生から400年のダイジェストですが、ここでふと初心に帰ってみる・・・。

株式会社は当初みんなにとってハッピーな「希望溢れる未来を高速に実現するのに最適な仕組み」だった。
これはわかる。
しかしニーズに繰り返し応えた結果に誕生した、このショート等の仕組みの意義は何なんだ?
考えても考えてもわかりません。

ショートで儲けるには、売った株が下がらなくてはなりません。つまり
・人の失敗を望み
・世の中を良くしようと努力する人の足を引っ張り
・いつもどうやって他人を陥れようかということばかり考えている
と言う、まるでヤフー掲示板状態(笑)
そして実際に下がると大得意になって買い方を罵倒しまくる。

・・・何か、性格わる~(@_@)。
そりゃあ、これで儲かってもイマイチ嬉しくないわけだ。

一方、損した時はどうか。
ショートの損とは「担がれる(=踏まれる)」ことですが、これはたまりません(>_<)。
だって、地道に努力し続ける人に対して「失敗しろ!失敗しろ!」と妬むように呪い続けてたら、その人は努力が実って成功した上に、なぜが自分のお金まで取られるんですから!
まるで自分は社会にまったく必要無いゴミ人間みたいな気がして激しく自分にムカつくのだ。

このロング(買い)とショート(売り)での、売買結果の気分をまとめるとこんな感じです。

ロングで儲け>>>>>>ショートで儲け>ロングで損>>>>ショートで損

これじゃ、ショートは止めたくなるのは必然。
��勝っても負けてもいい気分になれないんじゃ、ちょっとね)

最初は意義深かったのに、一体どの辺から、おかしくなってしまったんだろう。
「需給が出合って売買が行われるようになった」
あたりまでは意義があるような気がするので、その後かなぁ。

やっぱ、同じ儲けるなら、キレイに儲けたいですね。

儲けるのにキレイも汚いもそんなの相場には関係ねぇ!とか、そんなこといちいち考えてないし~、と私も昔は思っていたのですが、仮にそうドライになりきったとしても、汚い儲け方はなぜか「継続性」に欠ける傾向があるのです。(つまりそういう手法は賞味期限が短いと言うことっスね。ライブドアの分割マジックとかね)。

P.S.
ところで、東インド会社の話の後半は説明用に作ったフィクションですのであしからず。。。
ついでですが、ここまで単純だと船が帰ってくる前に売ったり買ったりするのは、その人達同士でのゼロサムゲームだというのが直感的に分ると思います。プラスサムになる可能性があるのは船が帰ってくるまで待ってた人だけです(←最も、船が帰ってこなければマイナスサムですが)

さらに、船が帰ってくるまで絶対売らない!と腹をくくってる人は、途中で価格が幾らになろうが、まったく関係ないのもお分かり頂けると思います。

あと為替とか商品のロングとショートは上記とは意味合いが違うと思います。


2008/01/19

不思議な国

ブッシュ米大統領がサブプラ対策を発表しました。


ブッシュ米大統領は18日、総額が最大で1500億ドル規模(約16兆円)となる緊急経済対策の概要を発表した。
対策についてブッシュ大統領は「経済に大きな効果がある規模が望ましい」とし、国内総生産(GDP)の1%規模を表明。ポールソン米財務長官は「1400億―1500億ドル程度になる」と述べた。50万人の雇用創出効果があるという。
米メディアによると最大で1人当たり800ドル、夫婦世帯で1600ドルの戻し減税や、企業の新規設備投資を後押しする税制優遇が含まれる見通し。最終的には、議会が検討中の失業保険や低所得者に対する食料切符制度などの拡充も盛り込まれるとみられる。


使い道は微妙だけど金額の大きさはかなりのもの。
さらに、問題が拡大するやいなや、すぐに対策を打ち出すスピード感はなかなか。


これが日本だったらどうだろう。
1年くらいグダグダ話がまとまらず何もせず、その結果やることといったら時期を逃したトンチンカンなことばかり。
バブルの時も崩壊後に金利ガンガン上げるか!普通。。。
http://www.rui.jp/new/chumoku/pdf/keizai_sihyo_graph.pdf
もうアホかと、バカかと。


米国はもう30年前からダメになりそうでなかなかダメにならない不思議な国ですが、この辺に違いがありそうです。



2008/01/17

これはもしかして・・・

【○月○日】
会社帰りにアイスモナカを買いに行く。

コンビニ行って適当に手にとってレジ直行。
すると・・・


レジのお姉さん : 「150円でよろしかったですか」

私 : 「(;゚ Д゚) …」


アイスモナカといえば30年前から100円に決まってんだろヽ(`Д´)ノ

(その前に、関西独特のこの「よろしかったですか」って言い方、いまだに慣れないな・・・)


【X月X日】
ポテチを買いにスーパーに行く。
1袋98円。まあ、こんなもんでしょう。


・・・あれ?


65g?


何か昔より減ってるような・・・。


ダマサレタ-(゚∀゚)。


【そして、、、】


給料

平均給与10年連続ダウン。


ここまでのまとめ


・アイスモナカ50%値上げ
・ポテチ密かに減量
・平均給与ダウン


これらを総合的に考慮する・・・


(審議中)
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
�� U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'
        :
        :

スタグフレーション、キタ━━━━(゚∀゚;)━━━━!!


これはヤバイ!ということで、スタグフレーション下での資産の管理方法を調べてみた。


しかし、以前日本がスタグフレーションに陥った時はまだ高度経済成長の頃なので、今そのまま応用できるようないい情報はありませんでしたので、自分なりに今の状況を考慮して考えてみました。


以下スタグフレーション下でのいろいろな金融商品における、考察です。


【現金預金】
インフレ下での預金はもってのほか。
評価:最悪


【国内債券】
預金よりも金利が高いものの、五十歩百歩。
評価:悪


【国内不動産・株】
一般的にインフレには強いといわれる代表。が、好況時の良性インフレと違い、スタグフレーション時のインフレは何でも高くなるとは言いにくい。
インフレで円安になって、かつ原材料の値上げ分を価格転嫁できるブランドを持つ「ホンモノ」のグローバル企業には資金が集中し、ひょっとすると驚くほど買われる可能性もある。
しかし逆に内需企業は不況により倒産を含めた深刻な事態も予想される。
ビジネスモデルに対する洞察力が必要。

不動産はよさげ。だが究極的に2極化の予感。買うなら都心部限定。

評価:可


【商品】
上昇傾向。
しかし、商品先物への直接投資は限月があるので面倒。現物は保管/管理が面倒。また取引会社選びも難しい。
ならば投資信託の商品ファンドはどうだ!と思うもこれまた運営会社の信用リスクが付きまとうし、ちょっと調べたら手数料すげー高い。
という訳で本来なら大本命だがメリットのかなりの部分が殺されており、惜しい。

いやまてよ、ETFならいいな!
評価:良


【外貨】
インフレ+不況で円安圧力となるため有利。
さらに資源国通貨なら商品高のメリットも受けられるので、かなり有望。
ただし、インフレで円の金利が上がる可能性があるので、スワップはマイナスになるかもしれない。
また、世界中が同時にスタグフレーションに入った場合は価格変動の予想は非常に難しい。
評価:良


【外国株】
スタグフレーションリスクの少ない国へ投資。
円安も支援材料になり有望。
評価:良


ということで、今のところ資源国通貨買いor外国株が有望か。
つまり、両方とも外貨が絡んでます。やっぱり円の比率は下げないと。
といっても円も半分くらいは持つけどね。相場というのは何が起きるか常に分りませんから(´ー`)



2008/01/12

疑心暗鬼からの脱却

10年位前、競輪入門(←正確なタイトルは失念)なる本を読んでいたら次のような記述があって衝撃を受けました。

競輪選手の世界は縦社会であり、同郷の後輩は先輩を立てるのが普通である。例えば同郷の後輩が先輩に控え室で
「なぁ、オレ今日はどうしても勝たなきゃなんねぇんだよ、よろしくたのむわ」
と言われれば、通常後輩は先輩を立てて勝負を譲るのである。これは八百長ではない。競輪とは控え室でのこういった会話をも含めて予想するゲームなのである。


「これは八百長ではない。」って堂々と言うか・・・


どう考えても八百長です。

本当にありがとうございました(^人^)


と、思わず本にツッコミを入れたくなったのは置いといて、その後に続く「控え室でのそういった会話をも含めて予想するゲームなのである」というのは、なるほど、これは新鮮な視点だと妙に共感してしまいました。


こういう視点は投資でも持っていて損はないのでは。


例えば中国株・・・。


中国企業でまあ安心して買えるのはせいぜいNYでADRを上場している銘柄くらいです。ADRを上場するには米国会計基準による監査を受けているはずだからです。
その他の企業ではインサイダー、粉飾など「コンプライアンスってなんすか?」ということが日常的に行われていると考えるのが妥当。


インサイダーや粉飾決算はその情報を知っている者は圧倒的に(見つからない限り)ローリスクハイリターンな取引が可能ですから、絶対に許されるものではありません。
が、そうは言ってもカネに汚い中国人のことですから、まあやってるでしょう。


実際、ある投資銀行マンの話では中国企業のM&Aの際にデューデリジェンスを行うと、会社のカネがいつのまにか社長の口座へ流れていることなど日常茶飯事。その確率たるや日本の新興企業の比ではないらしいです。


そんな話を聞いてしまうと、社長自身がインサイダー情報を流して自分の息のかかった所に取引させてたりしてるんじゃ・・・とか、いくらでも疑いの目を持ってしまいます。


その点、日本株など先進国の株は、市場はダメダメでもそういった面でははるかに信用できます。


話は変わって例えばFX・・・。


とある噂では大手のヘッジファンドなどでは、インターバンク市場に情報網を持っていて、どのプライスにどれだけのストップロスオーダーがセットされているか等を知ることが出来るそうです。


本当かどうかは分りませんし、一個人の立場で裏の取りようもありませんが、それが事実ならそのプライスまで売り仕掛ければ、ストップロスが次々に発動。滝落ちしたところで買い戻せば大もうけです。
もしかしたら、去年の夏の大波乱なども、こういう仕掛けがあったのかもしれません。


そういった類のことが行われていないことを切に願っていますが、行われている可能性も頭の片隅に置いておいて損はないような気がします。


では、もしそうだとしたらどういう対応をしたらよいのか。


最初に思いつくのは、長期投資戦略。


例えば好材料インサイダー情報で儲けるには、情報公開前に仕込み、公開されたタイミングでその情報を見て買いに来た人たちに売りつけて儲けます。
すると、公開後の最初の取引成立時にその情報は価格に全て織り込み済みとなってしまい、そこからどんどん買い上げられる可能性は低くなります。
つまり、一番損するのはニュースを見て買いに来たその他の善良な短期トレーダー達です。


長期であれば、投資した時点でそんな情報が出ることは想定もしてないし、どうせ時間が経てば公開される情報ですから、儲かるにしても損するにしても結果は同じ。
つまり長期投資はそういった輩の戦略を100%無効にすることが出来ます。


それとは別のアプローチで、そういう変な価格変動する所の統計上の歪を見つけてきて逆に利用してやろうと言うスティーヴン・D・レヴィットのような面白い人物もいるかもしれません。
しかし研究して何か面白い戦略を思いついてもいざ実践となると、そういう優秀な人に限って、えてして自分が作った戦略を他人も思いついているのではと考えてしまいます。
すると、裏の裏を読もうとして疑心暗鬼の無限回廊に入り、とても大金では実践できません。


結局、今日は投資というものをそういう八百長込みで考えてみたけど、怠け者の私はそういう化かし合いに労力をつぎ込むのは面倒だし、買ってほったらかしにしてた方がずっとマシだと思いました。


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ヤバい経済学 [増補改訂版]/スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー

¥2,100

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2008/01/06

昨年最もおいしかった通貨

FXでは初心者はレバレッジを低く抑えてスワップ収益を軸にした長期戦略から入り、中級者になったら低レバレッジで短期売買を試して、上級者になったら高レバレッジにするのが王道かと思います。
表にするとこんな感じです。

0105-1
※レバレッジ高の長期投資というのは即破産しますのでありえません。

さて、その初心者向けの低レバ・スワップ重視戦略では、売買する外貨を証拠金の2~3倍程度に相当する額に抑えますが、そうするとスワップの多いNZドルとかランド等を買いたくなるのが人情だと思います。しかし、単に見た目のスワップの多さがそのまま有利とは一概に言えません。

例えば、まったく同じレートとスワップの通貨ペアA/円とB/円があるとして、統計的にA/円の価格変動がB/円の半分だったら、A/円をFXで買う人はB/円より2倍のレバレッジを掛けていいことになります。
すると、A/円をFXで買ったときの受け取りスワップは2倍になりますから、A/円を買ったほうがいいと言えます。
(ここでは、流動性リスクやカントリーリスク、ファンダメンタル等は全て「価格変動」に織り込まれるとして考えます)

つまり、スワップの有利不利を考えるには価格変動リスクも考慮に入れるのがより正確な判断に近づくと言えるでしょう。

当たり前の話ですが、10年前のタイバーツのように、もし価格変動リスクが無いのと同然なら、レバレッジ最大で高金利通貨を買えばいいわけです。でも現実はそんな美味い話はありませんのでFXではレバレッジ管理が必要なのです。
(そんな美味い状態だったバーツがどうなったかはみなさんご存知の通りです)

しかし、実際には各通貨でレート、スワップ、価格変動リスクが全てバラバラですので、同一条件で比較するのは少々厄介。

そこで今日は4通貨を例に、そのバラバラの要素を米ドルを基準に調整し、昨年一番オイシかった通貨は一体何なのか?を考えてみます。

まず、各通貨を1万通貨買ったときの1年間にもらえるスワップの合計を求めます。
この合計を1万通貨相当の円で割れば、年利回りが出てきます。

0105-2

データは外為どっとこむの直近のデータを使用しました。

このように、日本とその国の政策金利差とほぼ一致するはずです。

次に、その通貨が昨年1年間にどれだけ動いたかを見てみます。
最高値から最安値の下落率を求め、その通貨の価格変動リスクと考えてみます。
0105-3

昨年はサブプライム問題のせいか、ドルはユーロに安定度で負けています。あとランドが意外に安定していますね。

次に、各通貨の下落率を全て米ドルと同じになるようにレバレッジを掛けていた場合のスワップを求めてみます。
すなわち、各通貨を米ドルの下落率の14%になる係数を求めて、その係数を利回りに掛けます。そうすると、各通貨で米ドル相当の価格変動リスクのレバレッジでその通貨を運用した時、どれがいちばんスワップ収益が有利だったのかが比較できます。

0105-4

結果はぶっちぎりでランド有利でした。

正直、ランドはめちゃくちゃ動くから少しくらいスワップが高くてもどうだろ?と思っていたのですが、これを見てちょっと興味が湧いてきました。


さて、以上で大体の傾向は分ったけど、上の価格変動リスクの計算は少々乱暴なので、これをもう少し丁寧にしてみます。
価格変動リスクにボリンジャー3σを使ってみましょう。

ボリンジャー3σとは、その範囲にレートが99.74%の確率で入るだろうと予想される範囲です。ちなみに
±1σの範囲には68.26%
±2σの範囲には95.44%
の確率で入ります。
(価格変動分布が正規分布であるとき)

この範囲が今のレートの何%に当たるのかを価格変動リスクとした場合はどうなるか。

0105-5
結果は、数値は変わりましたが、順位は変わりませんでした。やはりランドが有利だったようです。

またこの数値上では、最も価格変動リスクの高いNZドルでレバレッジ3倍、最も低いユーロでレバレッジ6倍以上の運用をしていたら破産(維持率20%でロスカットの場合)の可能性があったことになります。


【結論】
まとめると、安定性に注目すれば昨年に最も安定してたのはユーロ、次にドル、その次にランドということになりました。
また、昨年に限れば最もリスク当たりのスワップのリターンが良かったのはランドだったようです。

そしてドルはやはり不調だったと言えますが、昨年のドルにはサブプライム問題があったことを考えると、この問題をこなしつつ、この程度の変動幅で済んだことで「さすがドル」というプラス評価も有りだと思います。

どういう見方をするかは評価する人次第ですが、どちらにしても昨年はやはり体感通りドルにとっては受難の年だったということだけはデータからも伺えます。


P.S.
ボリンジャーバンドは標準偏差を使用しますので価格変動が正規分布であることを前提にしていますが、私はそうは思っていません(→「こんなことが現実に起きるなんて!」 )。従って、実践で外貨での長期投資をする場合、許容できるレバレッジはさらに低くする必要があると思います。


2008/01/04

三丁目の暴落


私が小2の当時、学校では「キャッポン」という遊びが流行っていました。

この遊びを簡単に説明すると、給食で出てくる牛乳のキャップを複数人で出し合い、それを机に置いて、じゃんけんをします。
勝った人から、両手をお椀型にして叩いて風を起こし、キャップを飛ばします。風で裏返しになったキャップは取り除いていきます。
手を叩いて1枚も裏返しに出来なかったら次の人に交代します。そして最後の1枚を裏返しにした人が、全員が出したキャップを総取りできる、という遊びです。

最初は毎日手に入る分の1人1日1枚で賭け合うのですが、すぐに「持つ者と持たざる者」に分かれてきます(笑)。

すると、キャップがハコテンになった子の中には、キャッポンやりたさに”リアルマネー”でキャップを「調達」する子どもが現れます。
そうなると、買う子がいれば売る子もいるわけで、かくしてここに”キャップ相場”が誕生します。

当時の給食で手に入るキャップの相場は1枚10円だったと思います。ローカル牛乳メーカーの珍しいキャップは50円で取引されていました。

私は売り買いはしてなかったのですが、純粋に勝負で勝って貯めた120枚のキャップを保持していました。
なので、キャップ相場を見ては「おっ今日の資産は1200円かぁ~」などと取らぬ狸の皮算用をし、ほくそ笑んでいたのでした。

なんせ、私の当時の小遣いは1ヶ月200円でしたので、1200円と言えば今の200万円は下らない感覚です。
歩きだすと自然にスキップ音譜になってしまうような気分でした。

しかしこの後「良いことばかりは続かない」という相場の鉄則を弱冠小2にして知ることになるのでした・・・ドクロ

事件は夏休み明けの始業式の日に起きました。

田舎に帰って地元の牛乳屋から大量のキャップを「無料」で調達したO倉君が、教室中に数百枚のキャップを放出したのです。しかも一気に・・・(O倉クン、空気読めよ・・・)。

当然、キャップ相場は超ダイリューションを起こし、その日の内に1枚1円まで大暴落してしまいました。
結果、私の資産はたった1日で90%も下落してしまったのです。目が点になりました(・A ・)。

そして、さらに追い討ちをかける事件が数日後に発生しました。
「キャップの裏に残った牛乳が腐って異臭がする」という理由で学校から禁止令が出たのです。
(この泣きっ面に蜂状態、今のグッドウィルに通じるものがあります)
そして、その後もし教室でキャッポンをやっているのを先生が見つけたら、全て取り上げて捨てられるというルールまで作られてしまいました。

これは決定的でした。

これにより、キャップバブルは完全崩壊、宴は終焉とあいなりました。
と同時に私の「キャップ資産」は100%下落し、完全にゴミとなったのです。

手元にあったキャップをゴミ箱に捨てる時の気持ちは、今思えばまさにバブル崩壊後のなんとも言えないあの気分と同じでした。
暴落でたまたま持っていた株を投げざるを得ない人の気持ちは良く分ります。
まさに、そのキャップを捨てた時と同じような気持ちだと思うからです。

とはいうものの、120枚のキャップが価値を持っていた当時のその興奮、面白さは幼い心に強烈に刷り込まれたのでした。

私が株好きになったのは、あの時のあの「面白さ、興奮」を今だ追い求めているのかもしれません。

P.S.
ちなみに壮大なスケールで「O倉クン」のような悪行を継続している国があります(空気読めよ・・・)
それはこちらの国 です。


2008/01/03

引いて見ると見えてくる

正月恒例の福袋行列。

正月から商魂たくましい売り手には脱帽しますが、理解できないのが先着100名と明記されているのに、どう見てもそれ以上の人数の行列に並んでる人たち。

何を期待して並んでるんだろう・・・?と、思いながら眺めてたら、ハッと気付いた。

これって大企業のサラリーマン人生みたいではないか!(゚Д゚)

一度並んだら最後「並んだ時間が惜しく」なり、前がつかえて自分の出番は来ないのを知りつつ列から抜け出せないという、まさにサラリーマン人生の縮図。

これぞ「しがらみ」。

こうして人生で最も貴重なリソースである時間が浪費されていく。
まるで「損切りできない病」みたいだな・・・。

でもこういうことって、ある程度社会経験積まないと分らないし、どっちが卵かニワトリかみたいな話なのかもしれません。

もし、これから就職活動の学生でこれを読んでいる人がいたら、私は「まだ福袋が買える可能性の残っている行列(=小さくて成長性のある会社)」に並ぶことをお勧めします。


2008/01/02

2008年スタート

2008年が始まりました!

さて、今年ですが、今の資産が1800くらいだから、その20%の360増えたらいいな。
360て言ったら、ちょっとした派遣さんの年収だよな・・・オソロシス(´・ω・`)。
でも頑張るぞー(・∀・)

しかーし!

去年は中国があったからよかったものの、今年は年初から世界中リセッションムードむんむん・・・。

さらにサブプライムのアク抜けも完全とは言いがたいし、一体どうしたら達成出来ると言うんだヽ(`Д´)ノ

普通はこんな時は素直にショートだろうけど、ショートで儲かっても何か偶然ぽく思ってしまい、継続性を感じられず、嬉しくないのでやらない主義。

ところで、企業経営者も毎年こんな気分なんだろうか(*・ω・)。
自分で売上げ目標設定しておいて「一体どうやって達成するんだ!?」みたいな。

投資ってやっぱり事業に似てると思います。