2015/02/28

2015年2月の投資成績と注目銘柄

資産は増加。円安ながらUSD建てで増加できたのは満足な結果です。

■投資履歴




■最新の注目銘柄 
 
気に入ってるだけで必ずしも買ってるとは限らないのでご注意ください。

 その銘柄ヤバイよ!という情報ありましたら是非コメントくださいませ。 



■コメント

今月は英国株のGSKのADRを半分売却。
これは買ったときに少し買いすぎて、しまった!と思っていたのですが、その後しこってしまったので売るに売れない状態が続いていました。

今月ようやく買値付近まで戻ったので、超薄利ですが一応利確で半分処分です。 
あとは債券ETFのAGGが欲しいのですが…なかなか買うタイミングが掴めません。

中国株は大手銀行株のHSBCを買い増し。大丈夫かな?ちょっと心配です。

その他ではTVBの調子が良く、かなり利が載り始めました。ただ、買値の配当利回りが6%を超えているので、特に売るつもりもありません。
逆に中国移動はちょっと値上がりし過ぎて配当利回りが3%を割っているので、利確しようか迷っています。

日本株はソフトバンクを売却。売った途端にモリモリ上昇してせっかくのチャンスをふいにしてしまいました。株の諺で「頭と尻尾はくれてやれ」というのがありますが、今回の場合は頭だけ取って、胴体の全部をくれてやってしまった格好です(涙)
あとIPOのALBERTが当たった結果、30万円くらいの臨時収入になりました。いつもIPOのあぶく銭は豪遊資金として別勘定にしているので、これで美味しいものでも食べに行こうと思います。


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2015/02/26

九十八階

「スノーボール ウォーレン・バフェット伝」をようやく読み終わりました。

この本、上下巻で合計1400ページもあり、かなりのボリューム感でしたが、バフェットが数回も訴えられたり、嫁に浮気された挙句バフェットからもらったお金を浮気相手に横流しされてたり、ソロモンに手をだしたばっかりに苦労して築いた名声がご破算になりそうになったりと、バフェットの人生は波乱の連続だったのが分かって面白く読めました。

ところでこの本の中に九十八階という話が出てきました。

大金持ちとなったものの、有名になったゆえの世間からの批判にさらされて不幸感を感じているバフェットのCEO仲間に、バフェットはよく次のようにアドバイスしたそうです。

「1階から100階へ上がって、98階まで戻ると、1階から2階へ上がった時よりも不満に感じるものだ。だが、そういう気持ちは抑えなければならない。だってまだ98階にいるのだから。」



これ分かるわー。自分も最近似たようなことを思いついた所だったので。

あまりに生き急ぎすぎて、上ばかり見て生きていると窮屈に感じてしまいますね。

たまには息抜きに下をみる時も必要なんじゃないでしょうか。

特に少し歳をとったり疲れているときにはね。

「最上階から他の人々すべてを見下ろしている人間は、物事を正しい位置関係で理解しなければならない」

とも書かれていました。


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2015/02/23

波乱のバフェット銘柄



シェール革命はまさにネットに次ぐ革命になる兆しが出てきたようです。

少し前のニュースですがバフェット率いるバークシャー・ハザウェイが2014年末時点で、米石油大手エクソンモービル株(XOM)と米石油大手コノコフィリップスの株式をすべて売却したとありました。

バフェットと関係の深いゲイツ財団も同時期にXOMを売却しています。さらにソロスも石油株には見切りをつけたようです。

原油価格は現在は一旦下げ止まり中ですが、もしまた上昇となると現在停止しているシェールオイルのリグが稼働し始めて再下落、と長期的に上値が限定されると見られているのでしょうか。

なお、バフェットがXOMを取得したのは2013年7-9月期で、規模は34億ドルと大規模でした。それがたった1年あまりでブン投げですから、この投資を「失敗だった」と考えていると思って間違いないでしょう。

私は逆に2014年末にXOMを買ってしまったので、もしかするとバフェットの投げ玉を拾ったのかもしれません。石油株は向こう10年くらいはソコソコ大丈夫だとは思いますが、超長期では石油の時代は終わりなのかもしれませんね。

しかしながらエネルギー価格が長期的に低迷するとなるとドル高要因となり、バフェットの「ドルは長期的に安くなる」という以前の見通しとは逆の展開になってきました。


また、ゲイツ財団はコカ・コーラとマクドナルドも全て売却しています。ゲイツが投資についてバフェットに相談していないわけがないので、これもバフェットの意志だと思います。

コカ・コーラの大株主であるバークシャーが持ち分を減らしたというニュースは今のところ出ていません。
しかしバフェットのコカ・コーラのクズ取締役たちとのバトルは15年間ものですし、最近の業績低迷で堪忍袋の緒が切れたのかもしれず、今後バークシャーもコーラ株を減らす可能性もあります。

想像以上に米国での不健康食品に対する風当たりは強いのかもしれません。
これではマクドもちょっと買えませんね(業績も低迷中ですし)


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2015/02/21

インデックス投資まとめ

私は相当の株中毒で、これまで10000時間以上は株について考えた自信があります。1つで10000時間以上考えたテーマは私の人生で2つしかありません。

しかしながら、結果はと言うとインデックスのせいぜい1.5倍くらいのリターンなのです(しかも今後インデックスに負けるかもしれません)

それなら学校で一言「投資はドルコスト平均法でインデックス投資をして、あとは何も考えるな」と教えて欲しかったです。そうすればその時間で別のことができたわけですから。

10000時間あれば何ができるでしょうか。

公認会計士の標準勉強時間は3000時間程度。

司法書士試験の標準勉強時間は3000時間程度。

東京大学入試の勉強時間は高校入学後に4500時間程度です。

これだけ並べると、我ながら投資にとんでもない犠牲を払って来たなと半ば呆れます。なので、とても他人に私のような株中毒人生をオススメすることはできません。

もし今投資のズブの素人に意見を求められたら「米中のインデックスをドルコスト平均法でバイ・アンドホールドしたらどうですか。そして浮いた時間は仕事や勉強やスポーツに有効に使ってください」と言うでしょう。

というわけで、インデックス投資はぜひ学校で教えるべきだと思いますね。そうすれば勉強時間0で、人類の発展の果実を確実に享受することができるのですから。

逆に言うと、インデックス投資1本でいくのなら投資関係に一切無関心でいた方がいいでしょうね。インデックスやりながら投資に入れ込んでたら、せっかくのメリットが削がれてしまいますから。



一方で私は全く逆の考え方も持っています。

そもそも資本主義は格差を生み出します。資本主義の世界は、投資に無関心な者は貧乏になるようにデザインされているのです。

日本は資本主義の国です。この国で投資を避けて生きて行こうとするのは、まるでテニスコートでテニスをするのを頑なに拒み、無理やり野球をするようなものです。

無理にテニスコートで野球をしようとするから人生苦労するんです。生まれた所がテニスコートだったなら、素直にテニスをしたほうがいいでしょう。

なのでこの国に生まれ落ちてしまったなら、本来は素直に投資の勉強をしてうまく付き合っていくべきだとも思いますね。


以上から投資については次の2通りのスタンスを各自選択するのがベストかと思います。

  1. インデックス投資を行い、投資については無関心を通し、他に集中する。
  2. 徹底的に投資にコミットして「資本主義」というゲームをプレイする


さあ、あなたはどちらを選びますか?

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2015/02/19

21世紀のインデックス投資

インデックスファンドが登場したのは20世紀終盤ですので、歴史はそんなに長くはありません。

にも関わらずインデックス投資はかなりの速さでシェアを拡大してきており、最近では機関投資家の売買の半分はインデックス、とどこかで見た記憶があります。

インデックスファンドは非常に便利で、私も投資タイミングがシビアな場面では利用します。なにしろ「何も頭を使わず」必ず市場平均と同じリターンを得られることが約束されているのですから、こんなラクな戦略はありません。

インデックス投資は人類が今日より明日を良くしようと努力する限り、今後もその発展の果実を確実に享受することができるのではないでしょうか。


一方、これ以上インデックス投資が流行ると、それはそれで黎明期には無かった弊害が心配されます。

例えばインデックスファンドは投資戦略がオープンなため、ヘッジファンドのいいカモになってしまうという問題です。

ファンドのシェアが低いときは問題になりませんが、今日のような規模になるとファンド絡みで巨大な売買が発生します。

すると組み入れ銘柄の入れ替え発表時には、ヘッジファンドは対象銘柄を先回り売買します。
当然、その銘柄はたっぷり割高・割安になりますがインデックスファンドは仕組み上、組み入れ銘柄の入れ替え時まで売買できません。

これによりインデックスファンドが実際に銘柄を入替えるときは、いつも高く買って安く売ることになってしまいます。
この際のヘッジファンドの儲けは、インデックス投資家が負担することになります。

もし、これを避けようと思って入れ替え銘柄を個別に反対売買してヘッジしようとすると、それはただの個別株投資になってしまいます。

以上のような信託報酬以外の隠れコストが、今後大きくなっていくことを心配しています。


さらに、インデックスの著作権者が既得権益化するという問題もあります。

組み入れ銘柄の変更情報を事前に知ることができる一部の内部者は、既に大きな利権を持っていると言えるでしょう。

まだ聞いたことはありませんが、今後この情報絡みのインサイダー取引事件が起きるのではないでしょうか。



というわけで、インデックス投資が流行れば流行るほど市場は「小さな池の巨大なクジラと、クジラの腹をチクチク食べるピラニアたち」という構図になることが予想されます。

クジラとピラニアは共存関係にあるので、今後どこかでバランスすることになると思いますが、結果としてはインデックス投資の今後の長期的な利回りは、ピラニア達の活動により低下していくんじゃないでしょうか。


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2015/02/17

20世紀のインデックス投資

「スノーボール ウォーレン・バフェット伝(下)」を読んでいたら興味深い段落がありました。

…それでも、効率的市場論者はあらゆる例外を否定する。その際だった例外がバフェットで、その実績が長期にわたって賞賛を浴びているのは不都合な事実だった…(略)…ランダムウォーク論者が、バフェットという謎について議論した…(略)…プリンストン大学の経済学者であるバートン・マルキールが、株式市場で一貫して平均以上の結果を出している人間は、ツキのあるサルが≪ウォール・ストリート・ジャーナル≫の相場欄にダーツを投げて選んだ株で連勝しているのと大差ないといって、この議論を締めくくった。(P193~)


これに対するバフェットの反論は以下です。


その通りかもしれないが、コイントスで勝つ人々が全員おなじ町の出身だとすれば、表の連続はランダムではないかもしれない(P196)


「全員おなじ町の出身」というのはバフェットと長年にわたって株について議論してきた仲間たちのことです。この「バフェット・グループ」のポートフォリオはそれぞれに違いますが、20年以上にわたってバフェット・グループの面々は市場平均を上回り続けていました。

この事実をバフェットは提示し、このような集中はランダムな幸運によるものではない、と統計的に証明しました。ランダム・ウォークは統計に基づく理論ですが、その統計に基づいて検証するとランダム・ウォーク理論は反証されるというわけです。

この議論があったのは今から30年以上も前の1984年ですが、この論点はまさに、私も長いこと疑問に思っていた事でした。

それで、この論点に対するさらなるバートン・マルキール側の反論を知りたいと思い、その後に出版された版のバートン・マルキールの超有名著書「ウォール街のランダム・ウォーカー」を、この論点に注意しながらを読んだ事があったのですが、バートン・マルキールからの反論は見当たりませんでした。

というわけで、この論点はバートン・マルキールに「既読スルー」された状態となっていますので、仕方ないので自分でその後30年の経過を検証してみました。




Yahoo financeより転載


青がバフェットのその後の成績、赤がS&P500です。
結果を見ると、バフェットは毎年コイントスで表を出し続けたわけではないものの、明らかにその確率は50%を長期的に上回っています。その期間は20年+30年で50年以上に及びます。

バフェットは1984年に「その通りかもしれないが」とD.カーネギー流に控えめな反論をしましたが、結果はむしろ「その通りでは全く無かった」と言えるでしょう。

2015/02/15

取ってよかった資格


FP2級の福田萌さん(左)と 簿記1級の中田英寿さん(右)


株をやってると投資本を読んだり、保有企業のニュースや決算発表を見る機会がありますね。そんな時、何も知識がないと分かったつもりになっていて実は半分も理解してないということがあります。

それでは困りますので、多少は会計や税金の勉強が必要になります。

本当に一番ためになるのは、八百屋でもいいのでとにかく自分で経営経験をすることだと思いますが、これはなかなかハードルが高いでしょう。

次善の策としては、私は簿記3級とFP3級の資格を取ることを強くオススメしたいです。資格のテキストはテーマ別の単行本と比較して網羅的に、漏れなく学習できるからです。

それにこれらの資格は割と易しく、要領のいい人でしたら二つまとめて1か月くらい、普通の人でも3か月も勉強すれば取れるでしょう。

その割には結構使えて、取得後は見違えるほどニュースや決算の理解度が上がった事を実感できるはずです。確定申告もスイスイできるようになるし、投資本を読んでも吸収度が格段に上がります。

出来れば、3級を取得後に2級のテキストを買ってきて一通り読んでほしいです。その後2級の受験をしてもしなくても問題ありません。
ここまでしておけば、その後は少しくらい分からないことが出て来ても適切にインターネットを使ってピンポイントに知識を深めていくことができます。

資格というのは自分でその知識を使うレベルであれば3級くらいでも意外と使えるのです(と、以前ホリエモンも仰っておりました)
3級くらいだと収入UP・独立・就職には役に立ちませんが、節約には大きな効果があります。その効果は平均的な家庭でも年間数十万円に達するでしょう。


ベースになる常識的な知識を固めた上で、バリュー投資家であればMBAのバリュエーションについて掘り下げて学習したり、チャーティストだったらテクニカルを学習すればいいでしょう。(グロース投資では何かいいテキストはあったっけ?)




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2015/02/13

優待株について捕捉

前回の捕捉です。

株主優待の桐谷さんが大人気になってからというもの、ちょっとした優待ブームが起きていますね。
優待は使うと優越感を得られて楽しく、今や株のメジャーな楽しみ方の一つといえるでしょう。
私も優待目当てで9861:吉野家ホールディングスをずーっと1275円で指値しています(全然約定しませんが)

ただ、このように楽しい優待株ですが、基本的に優待株で遊ぶのは投資用資産の1/10以下にしておくのが良いでしょう。
というのは、優待株には次のような落とし穴があるからです

  1. 優待企業のCEOは資本政策についてド素人である確率が高い
  2. 万一優待が改悪されると大暴落して優待数年分の損失を被る


優待企業のCEOは資本政策についてド素人である確率が高い

優待というの日本独自の慣習で海外にはありません。なぜなら企業の資本政策上、全くメリットがないからです。効率よく株主還元したいなら配当か自社株買いを行えばいいのです。株主利益重視の海外企業に優待という発想が無いのは当然です。

さらに優待は零細株主には有り難いですが大株主には使いようがなく、株主間に不公平が生じます。
それをわざわざやるということは、その企業のCEOは資本政策の素人である確率が高く、その後なにをしでかすか分かったものじゃありません。


万一優待が改悪されると大暴落して優待数年分の損失を被る

優待で支えられた株価は優待が改悪された場合に大暴落することになります。

先日スイスフランがスイス中央銀行の対ユーロ上限撤廃によって暴騰しました。
その煽りでFXでフラン売りしていた投資家が凍死化するという大惨事がおきましたが、優待でも同様なことが起きかねません。
いつでもハシゴは突然外されるものです。



とは言いつつ、私の株のポリシーは例外だらけなので、吉野家の指値はこれからも続けますけどね。

2015/02/10

株主優待の昔話 7524:マルシェ

今日は私が昔持っていた 7524:マルシェという優待株の話をしたいと思います。

マルシェは複数の居酒屋ブランドを展開する企業です。

私は昔、その中の「八剣伝」という店の「ガーリックポテトフライ」というメニューが大好きで足しげく通っておりました。

マルシェのタグライン(←カルピスでいう「カラダにピース」みたいなキャッチフレーズね)は「心の診療所」です。多分、仕事でストレスフルになったサラリーマンの息抜きの場にしたい、という願いが込められているんでしょうが、行くたびに「ここは心療内科かよ」という一人ツッコミをせずにはいられませんでした。


そんなある日、いつも通りガーリックポテトを食べながら、どうせ通うなら株を買って優待で戴こうと思いつき、1単位購入することにしたのです。
購入後は行っては優待券で支払う、という楽園生活を満喫しました。

株主総会にも出かけました。社長の質疑応答がまるで体育会系の先輩と後輩のようなやりとりで、失礼ながら「なんか頭悪そうな社長だなぁ」と感じたのを覚えています。

その後も変わらず通っていたのですが、ある日問題が発生しました。なんと体重が10kgも増えていたのです!!これはまずいっ・・・!と思った矢先、行きつけの店も閉店することを知りました。

それで、ちょうどいい機会だし株を処分して以後行くのはやめたのです。
すると体重のほうも落ち着きました。


それからマルシェのことはすっかり忘れていたのですが、ある日株式ニュースを見ていたらマルシェの記事が出ていました。目に飛び込んできたのはよりによって

「マルシェ(7524) MSCBを発行」

というヘッドラインでした・・・・・。

あ、あぶね~。やっぱりあの社長やりやがった・・・。
マルシェの財務指標上、そんなものを発行する必要は全くなかったので多分、幹事証券にたぶらかされたんだろうけど、脳ミソ筋肉で出来てそうだったし、やりかねん・・・。


こんなことがあったので、私は基本的に優待株とは遊び程度に付き合うことにしています。

2015/02/08

MSCBは死亡フラグ




MSCBと聞いてピンとくる方は、そこそこ株歴が長い人だと思います。2005年にライブドアがニッポン放送を買収するために発行したことで一躍有名になりました。

MSCB は Moving Strike Convertible Bond の略で、日本語では「転換価格修正条項付転換社債あるいは下方修正条項付転換社債」という長ったらしい名前がついています。

読むだけでは分かりづらいので思いっきりカンタンに言い換えると「発行企業=死亡フラグON」と覚えて頂ければOKです。MSCB は海外では通称 death spiral bond と言われているほどです。

MSCB がなぜ死亡フラグなのかと言うと、一般にこれを発行する企業は、銀行から借入することも普通社債を発行することも、株を公募することも出来ない事情があって、最後の最後に残った資金調達方法だからです。

そんな死に体企業が最後に可能な資金調達とはどんなものか、そのスキームをライブドアの事例で見てみましょう。

事例概略
  • ライブドアが総額800億円の MSCB を発行しリーマン・ブラザーズが引受ける
  • 転換価額は直近のVWAP(加重平均価格)の90%に修正する
  • 堀江社長がリーマン・ブラザーズに自らの保有株を貸す

さあ、リーマンはこの MSCB を引き受けました。これでリーマンはノーリスクで引受け価額の10%以上を短期間で儲けることができるのです。そのスキームの基本はこうです。


堀江社長から借りた株を市場でドカドカ売る

株価が暴落する

暴落した株価から10%ディスカウントした価格で社債を株に転換

転換した株を堀江社長に返して、ほなサイナラ

市場にはライブドア既存株主の死体の山が残される



という具合です。実際にはこれを繰り返し行うのですが、要はMSCBは引受けた投資銀行が100%巨万の利を得て、既存株主が100%損失を被ることになるのです。

既存株主は株価の暴落と希薄化で市場の生贄と化すものの、投資銀行は100%儲かるので死に体企業でも金を貸すというわけです。

当然、これは「企業は株主利益を優先するべきである」という原則の真逆を行くものですので、一度でもこれをやった企業は市場からの信頼を永久に失います。したがって、死亡フラグONとなるのです。仮にその後市場に残っていたとしても、2度と近づかないことをお勧めします。


それにしてもその後、発行したライブドアのみならず、引受けたリーマンも市場から姿を消す結果となったのは興味深いですね。

2015/02/06

わがポートフォリオ最大の不良債権


私は投資でよく失敗します。今日は私のポートフォリオの最大の不良債権のダメ株(銘柄非公表)を取り上げたいと思います。

このダメ株で学んだことは「自分の株の選球眼は2/3くらいなので多少は分散投資する」ということでした。

さて、このダメ株、どうダメなのかと申し上げますと、4年ほど保有して配当込みで20%の評価減です。年単位で保有してマイナスじゃあ、普段だったら年末に節税対策売りで整理するところですがこのダメ株には売れない事情があるので仕方なく保有している次第です。

そもそも、なぜこのダメ株を買う気になったのかと言うと、当時このダメ株と世界市場を二分していたライバル企業の自滅により、ダメ社が優位になることが予想されたからです。

さらにダメ社は当時業績が低迷してきており、指標的にもかなり割安圏でした。ならば復活したら利幅が大きいぞ!これで一儲けするか!と大人買いしたのですが、これがまたまた「大失敗」。

その後、ライバル社がコケるところまでは予想通りだったのですが、別セクターから想定外の第三勢力が登場。メキメキと業界を侵食してきて、いまや完全に市場が乗っ取られた恰好となってしまったのです。

おまけに、ライバル社もこの4年の間に力をつけて来て、いまではダメ社を軽く抜き去っており、ダメ社は当初の目論見の業界寡占どころか3位に甘んじています。

実はこの結末について私は失敗したと思ってるわけではありません。これについては「ああ、またハズしたなぁ」という程度です。実際、購入直後の展開は予想通りでしたし、下がったといっても安全域があったので最悪時期でも半値くらいまででしたので、それほど致命的でもありません。

では一体何に反省しているのかというと、分散投資をしなかったことです。

じつはこのダメ株を買ったのは、先日に記事にしたユニチャームとカルビーについても「いいね!」と思っていた時期だったのです。それなのに、私は他の2社は全く買わず、このダメ社だけに集中投資しました。

結果は以下の通りです

ユニチャーム    +200% ←大当たり!
カルビー        +500% ←大当たり!
ダメ株          -20%  ←ハズレ

もし、この3社に分散投資していたら結果はどうだったでしょう。計算すると+226%です。日経のインデックスが+70%くらいですから圧勝じゃないですか。

以上から、これは!と思った企業が複数あるときは、1銘柄に集中せず、3~5銘柄くらいに分散投資するように今は努めています。

ポートフォリオ理論的には10銘柄くらいまではリスク対リターンバランス効果が著しく上がるようですが、そこまでするなら素直にインデックスを買った方がラクですし、私の場合は幸いにも、ここ10年はインデックスには勝っているので、こうしています。

そんなわけで、今は株を新規に買う時も自分の予想はよくハズレる!と、半ばハズレた時を想像しつつクールに購入しています。


P.S.
2015年3月にこのダメ株とめでたくオサラバすることが出来ました!

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2015/02/04

PER30倍は割高ではありません。

いわゆる安定期に入った企業のPERは、大体15倍くらいになります。
なんでこうなるのかというと、投資家は株に年率7%くらいの利益を期待するからです。
すると、1÷7%=14.29となって、PERは大体15倍となるのです。

さらに、なんで投資家は株に7%を期待するのかと言うと、過去数十年の平均がそのくらいだからです。
従って株の割高・割安を考える場合、この15倍がベースになります。


さて、基本はこうなのですが実はここからが株の奥の深いところです。

例えばPER30倍の株があったとします。株の初心者はこれを割高と判断するかもしれません。しかしたいていの場合、これはフェアバリューなのです。基本PERは15倍なのに、30倍でフェアバリューとはなぜか?

実は、市場というものは通常、3年後の企業の姿に対して株価をつけるのです。例えば先のPER30倍の企業が年率25%で成長しているとすると、3年後の利益は1×1.25^3で1.95になります。
すると、1.95÷7%≒28となって、適正PERは28倍となり「このくらいの値段でいいじゃない」となるのです。

ところがここで、この企業が四半期決算を発表し「来期の増益率は15%になりそうだ」とアナウンスしたらどうなるでしょう?
株の初心者でありがちな間違いは「今回も増益だ。順調に成長してるな。安心した!」と思ってしまうことです。

この場合、決算を聞いてプロは「えっ!?」と思い、株は暴落します。何故なら25%成長を前提とした株価だったのに、急に15%になったら3年後の利益は1×1.15^3で1.52になります。すると適正なPERは1.52÷7%≒21倍となり、3割は暴落してもらわないと釣り合わないからです。


さて、話はここで終わりません。さらに株の奥深さは続きます。

ここまでは「市場というものは通常3年後の企業の姿に対して値付けする」という前提での話でしたが、実はこの「3年後」も変数なのです。

すなわち、市場がバブル化している時は5年後にも6年後にもなり、リーマンショックのようなことが起きると、1年後さえ信用できなくなるのです。

従って、リーマンショックのような時しか、低リスクで成長株を手に入れることは出来ません。
逆にいうと、 リーマンショックのような時は成長株をガッツリとお買い上げするべきです。これは短期的にはみるみる資産が減っていきますので、実際にやるとかなり怖いですが、絶対に正しいという信念で乗り切りましょう。

一方、いわゆる通常時にチャラい成長株を買うのはトレーディングとしては正解ですが、長期的な投資としては高リスクとなります。特にバブル時に高PERの株を買うことは非常に危険です。歴史に学べばそういう株で97%下落したものもあります。

というわけで私のウォッチ銘柄のうち、高PERのもの(テンセントやアリババ)は、嵐の時にガッツリ買いたいので、常にキャッシュポジを一定以上に保っています

「高いなら、死ぬまで待とう、成長株。」が私の投資のアイデアで、通常時には高PERの株には手を出さないようにしています。

ちなみに今は通常時です。

2015/02/02

思い出の懺悔銘柄:2229カルビー



私は投資でよく失敗します。先日もユニチャームで儲けそこなった記事を書きましたが、他にも色々と失敗しました。

今日はそんな中から2229カルビーを取り上げてみたいと思います。
カルビーから得た教訓は「自分がファンであり、割高でない株を買うのは良いアイデア」だという事です。


カルビーが上場したのは2011年でした。
私はその当時「堅あげポテト」の大ファンで毎日のように購入していましたし「コンソメパンチ」という何故か真似されない魔法のコンソメパウダーを使用したヒット商品も以前よりありました。

その流れでカルビーに興味を持ち、上場時に有価証券報告書を読んだのですが、その感想は「これはドメスティックな会社だな」というものでした。
原料であるジャガイモは国内産のものしか使用できず、市場も国内メインで、あまり成長性を感じられなかったからです。

上場後の株価イメージとしては日本マクドナルドを連想しました。日本マクドナルドの上場タイミングは既に国内に店舗が飽和した時期で、それまでの高成長は期待できない時期でした。

そういう時期に上場する企業の目的はズバリ「出口戦略」です。本来、株を上場する目的は市場から調達した資金で成長を加速させることですが、中には「上場ゴール」といって、市場から資金を巻き上げて利益確定するのが目的の企業もあります。

カルビーのイメージはそこまで悪くは無かったものの、それに近いものがありました。なんでいまさら上場すんの!?という感じです。

ところがその後カルビーは世界的なスナック菓子メーカーである「フリトレー」の親会社「ペプシコ」との提携関係を利用して北米へ大展開。
中国へは台湾系で本土で食品大手である「康師傳(カンシーフ)」と提携して市場展開を加速。決して派手ではないですが順調な成長を遂げています。

その結果、上場時のカルビーのPERは16倍くらいだったと記憶していますが、成長性が織り込まれた現在のPERは40倍を超えています。

これはバートン・マルキールの本にも出てくる典型的なテンバガー(株価10倍)コースです。

すなわち、安定企業のPERは大抵13~15倍くらいがストライクゾーンですが、PERは成長を織り込むと30~40倍に跳ね上がります。すると利益は何も変わらなくても株価は2~3倍になります。そして利益が3倍になると、3×3で株価は9倍になるのです。

上場時のカルビーのPERが16倍くらいだったということは、市場のみんなは私と同じようにカルビーの成長性を見くびっていたことになります。


このように自分がファンであり割高でない株を買うというの十分にアリな戦略だと思います。

なぜならファンということはアップサイドは自分自身が信じている訳で、割高でないことはダウンサイドは限られているからです。

カルビーの株価は上場から一貫して上がり続け、現在は初値の6倍以上になっています。

P.S
その後、カルビー躍進の謎が解けました。上場ちょっと前にCEOになったのは、なんとあのJNJから来た人だったそうです。そりゃあ成長するわ。